25階へ着くと長い廊下を歩き一番奥から二番目の部屋のドアを開けた。お邪魔しますと声をかけて中へ入るとシンプルなリビングに繋がっていた。
それにしても…広いリビング…。高級マンションと言う事だけあって、リビングの窓は全部硝子になっていて景色がすごくいい。
「凄い部屋に住んでるのね。こんな部屋入るのは初めてだわ…」
「好きにしてろ。風呂入るか?」
「え、ええ。入ってもいい?」
「断ったら入らないのか?」
「…………入る」
「なら、聞くな」
男はリビングにあるソファへ座るとバスタオルは洗面所にあるからと洗面所を指指してテレビを付けた。

