秘密な契約と掟破りな愛


「…飲んで大丈夫なの?」


「一口だけだ。心配するな」



そう言えば…肝心な例の女性が居ないわね。私は辺りを見回した。会場内にはざっと200人ぐらいは居るんじゃないかな。



彼の仕事がわかる様な手掛かりもないし……わかってる事と言えば司令官と言う役職についてる事ぐらい…?



暫くすると、さっき壇上でスピーチをしていた年配の男性が傍へ来たと思ったら……その後ろには私と同じマンションに住む…彼に想いを寄せている彼女の姿があった…。