私は一人、部屋で修ちゃんのオムライスを食べていた。


それにしても私の事どう思ってるか話し合ってるなんて…


なんか複雑。


孝ちゃんは私の事買い被りすぎなんだよ。


玲ちゃんは子供扱いだし、修ちゃんは瀬名侑斗情報では年上キラーみたいだし、健三だって心配はしてくれるけど特に私には愛想ないし…


自分で言ってて虚しくなってきた。



―コンコン―


「莉子、入ってい?」


孝ちゃんだ。


話し終わったのかな。


「うん、どうぞ」


「莉子はさぁ…」


「ん?」


「俺達兄弟の中で誰が好き?」


急にどうしたんだろ??


「みんな大好きだし大切な存在だよ」


「そういう家族的なものじゃなくてさ…」


??


「…やっぱいいや♪おやすみ」