「莉子ちゃん、今日は学校休んでもいいんだよ?」


「ありがと修ちゃん。でも大丈夫、行くよ」


一人でいる方が滅入ってしまいそうだし…


「オレが一緒に行って守るよ!!」


「おれのチャリで2ケツのがいんじゃねぇか?」


孝ちゃんと健三も昨日の事を気にしてくれていた。


「みんな、そんな気を使ってくれなくて大丈夫だよ」


「はーい、ガキんちょは学校行った行った」


玲ちゃんが私の肩に腕を回し車の助手席へ座るよう促した。


「姫は責任もって俺が送り届けてやるから安心しな」


そんな風に冗談っぽく言ってるけど、玲ちゃんは昨日の事で自分を責めている様に見えた。