「莉子ちゃん、今日は付き合わせてごめんね?」


私達はひと足先にパーティーを抜けた。


「修ちゃん帰ってよかったの??」


修ちゃんが帰ると言ったとたん女の人達からブーイングがおきた。


「うん、人が多すぎて話したい人とゆっくり話せなかったしね」


「そうなんだ」


「あと、侑斗がごめんね?悪い奴じゃないんだけど遠慮がないっていうか…」


「大丈夫だよ。気にしてないから」


アイツはムカツクけど、修ちゃんにそう言われると…ね?


「よかった」


私の言葉を聞いて修ちゃんは安心したように優しく笑った。