―リーン―


お店のドアを開けると修ちゃんが最後のお客さんの接客をしていた。


「ありがとうございました」

今日は18時から貸し切りとなっていた。


まぁ貸し切りといってもお店の人やその周りの人ばかりらしいんだけど。


最後の接客を終えた修ちゃんと目が合う。


「莉子ちゃん…?」


目を丸くしながら近づいてくる修ちゃん。


変だったかな…


「どうしたの?コレ」


「修ちゃんに恥をかかさないように大人っぽくしてみたんだけど…へ、変?」


「………」