「おはよう。莉子ちゃん」


「おはよ」


朝、支度を済ませてリビングへ降りると修ちゃんと孝ちゃんがいた。


今日の食事担当は修ちゃんだ。


「もーすぐ朝飯できるらしぃから莉子も座りなよ♪」


「兄さんもそろそろ起こさないとやばいな」


修ちゃんがため息をつく。


「兄貴は寝起きが悪いんだ」


不思議そうに見ていた私に孝ちゃんが説明してくれる。


「私がいこうか?」