春になるまで

教室に帰るとまだ休み時間だったからか、教室にはほとんど人がいなかった。
静かに席に座ると、鞄の中から歌詞が書いてあるノートを取り出した。
それをパラパラめくりながら、どの曲にしようかと考えていた。