「そんな…山本さんがいてくれるからですよ。私も安心してマイクを握ることができます」

緊張のメーターが一気に振り切ってしまったのがわかった。
ヤバイ、
声が震えたらどーしよ…

私は意識して鼻から息を吸い込んだ。