別の友人はこう言いました。

「自分が担当した結婚式で結婚相手を見つけてくればいいじゃん」

私はその発言を冗談として流すことはできませんでした。

では、問います。

あなたはご自分の結婚式の司会者がそんな浮ついた気持ちで仕事をしているとしたら、どう思いますか?
司会者は、新郎新婦様にとって何年経とうと、
「俺たちの結婚式はさ…」
そんな風にお話いただけるような、思い出となるご披露宴をさせていただく、その気持ちだけで充分だと思うのです。

それに、そんな生半可な気持ちでできるほど、ご披露宴は甘くありません。
そこにいらっしゃるお客様はもちろん、スタッフに至るまでの全体を常に見渡していなくてはならないのですから。

そう、一度足を踏み入れたなら、私にとってそこは…-