戦場のガールズライフ ~ブライダル編~

私は自分に喝を入れますと、新郎新婦様の控室へと向かいました。

「失礼致します」

扉を開けますと、すぐそこのテーブルに健一さんが座っていらっしゃいました。

「おめでとうございます。本日はよろしくお願いします」

「はい。こちらこそ。よろしくお願いします」

タキシードのコサージュを直しながら、少し笑顔を見せてくださいました。


…笑うとまた、少年のような印象を受けます。
今日はこの笑顔をたくさん見せていただきましょう。