ベッドに座りながら外を眺める 静かな部屋には雨の音が響いて何だか寂しい そんなとき遠くの方からタッタッタッタッと足音が聞こえてくる だんだん大きくなって、そのまま病室のドアがガタンッと勢いよく開いた あたしはびっくりしとパッとドアの方に目を向けると そこには息を切らしながら立っている恭平の姿があった