ドアを開いて目についたのは膨らんだベット
部屋はとても静かで
俺の足音がやけに響き渡る
とりあえず瑠璃華の側に行って深呼吸をする
「瑠璃華・・・?」
ボソッと名前を呼んでみみても返事はなかった
寝てるのかと顔を覗こうとしても綺麗に布団に包まっていて見えない
「瑠璃華!俺だけど・・・」
もう一度呼んでみると少しもぞっと布団が動く
そして小さなかすれた声が聞こえてきた
「ゴメン。今日ちょっと調子悪い・・・。帰って」
そういつもとは違う冷たい声で言い放つ
「わかった」
俺はそれしか言えなくて
静かに部屋から出た