「恭平じゃなくてごめんね」



エクステをつけた長い髪の毛にカラキラ光る爪




すごいメイク
まさに今時の女子高生といったもの






「いえ・・・。」





内心がっかりしているあたしはもう一度ベンチに座った





「あたし麻美っていうの今日はあなたに話があって」





そういって麻美はあたしの斜め前くらいに立って微笑んだ





「はいぃ。話しって・・・」





「恭平のこと」





あたしは挙動不審に目をキョロキョロとさせて落ち着かない





「あの、恭平の友達ですか?」






あたしが見上げながらそんなことを聞くと麻美はくすくすと笑った