恭平出ていくと
温かかった空間も
一気に冷たくなった




自分が一番かわいそう
そう思っちゃダメ?





毎日楽しみも
目標も
なにもなくて



生きている意味
それも分からないし
探したくなかった





どうせやりたいことを見つけたって叶わない




目標をみつけても届かない



大切なものを作っても
失う




ただただ
死に向かっている時間を一人で感じている





そんなあたし
幸せって言える?






だれも
わかってくれない






あたしの辛さなんか
誰もわからないんだ






でもそれはすべて
ただの言い訳だね





「もう、来てくれないのかな?」




あたしはぼーっと外を眺めた