あたしをポカンとした顔で見る恭平
困っているのか
それとも
それは同情の目?
「今同情したでしょ?可愛そうな子って思ったでしょ?
だからやなの
同情されたくないの
でも、他の普通の人と一緒にもされたくないんだけどね」
あたしを見て
ふっと鼻で笑う恭平
「ばーか。同情なんかしないね。そんなことばっか考えてるからいけないんだろ?
辛いのはお前だけじゃないし。可哀相なのもお前だけじゃない。
むしろそんな母親いて、今こうして話したりできるお前より可哀相なやつなんて腐るほどいるわ」
ぺらぺらとあたしの批判をすると「だるいから帰る」
それだけ言って部屋を出ていってしまった
なにもわかってないくせに・・・