そんなそっけない俺にかかわらず女は甘い声をだす



「そんなこと言わないでよ〜!別にね、彼女とかじゃなくてセフレだけでもいいのよ?ね?恭平」




意味のわからないことばかり並べる女




結局こいつは顔がまあまあよくてセックスができれば誰でもいいらしい




俺は呆れて女を睨む




「冗談やめてくれよ。てめえみたいなブス、セフレにもしたくねえよ」



それだけ言い捨てて
女を無理矢理部屋から追い出した




結局みんな同じなんだ
俺に女が群がるのは
他の奴より多少顔がいいからで



俺の中身を好きな奴なんていないんだ



俺のこと何もしらねえくせに近寄ってきて
体を重ねて満足げに帰る女が大嫌いだった





まあ、俺の中身を好きになるやつなんている訳無いけど




俺はそんな想いを抱えながら
布団にもぐり、目を閉じた