「俺・・・あの、俺がしたことは正しかったんでしょうか。

病院で安静にしてたら瑠璃華はまだ生きていたかもしれない。


俺、後悔してるのかもしれないんです。
もし、あの日に戻ったら同じことをするとは言い切れない自分がいるんです」






そう、俺は後悔していた





あの日、瑠璃華を学校に連れていったことを





瑠璃華の笑顔が少しでも長く見れたなら
あんなことしないほうがよかったんじゃないかと





そんな俺を見て瑠璃華の母親は目を閉じて首をふる





「そんなことないわ。あの子、幸せだった。って言ったんです。


あの子にとって一番よかった選択だとあたしは思います。


きっとあの子もそう思ったはずです。だから、恭平くん?お願いだから後悔なんてしないで?




あの子と最後に一緒に笑いあったあの時間を、どうか後悔にしないで下さい」





そんな言葉に俺は肩を震わせた