すぐに病室に運ばれた瑠璃華




俺は部屋の前で落ち着かずにうろうろ歩き回っていた





そんなとき、ガチャッという音にはっと目を向けると目の前には涙でびしょびしょになった瑠璃華の母親




そして震える声で
「恭平くん・・・。瑠璃華と、話してあげて?」
と言い、部屋の中を指した




俺は嫌なドキドキにおそわれながらもゆっくり一歩一歩踏み締めた







ベットの横にやっとたち、瑠璃華を見るとそこには目を欝すらと開いて俺を見上げていた





「瑠璃、華」




俺はそう小さな声で呼び掛け、瑠璃華の頬を指先で触れた