「病院の皆にあげたんだろ?」
「そうだよ?」
凄く自慢げに笑う瑠璃華
何だか幸せそうで少しホッとした
「で、俺にはくれないの?」
そう手を出すと瑠璃華はクスクスと笑いながらスケッチブックから一枚とり、俺に手渡した
「恭ちゃんは特別にこっち!」
そんな一枚の絵を見て少し笑みがこぼれた
そこには二人手を繋ごうとしている瞬間の絵
そして二人の指には結婚指輪
「なんだ、俺はいつもと変わんない手の絵じゃん・・・」
でもすぐに俺から笑いは消えた
「何このえ。お前間違ってるよ」
そう目も合わせずに指摘すると瑠璃華から返事はなかった

