「なんだよ」 そう言ってあたしの手を取り、握ったまま下ろす 「恭ちゃんがばかなこというから」 「別に?当たり前のこといっただけだろ?」 ほんとに恭平といると気狂う 好きすぎて 気持ちが抑え切れなくなる そしてわがままになる 「じゃあ、お前は?例えば〜、退院したらどこ行きたい?」 そんな馬鹿みたいな質問を当たり前にするから あたしは目をつぶりじっと考えた しばらくした後、ゆっくり目を開け、にっこりと笑った 「決まった。」 「で、なに?」