ごめんね、ごめんねママ 迷惑ばっかかけてごめん 心配かけてごめん 「なに?瑠璃華のすきなお菓子買ってこようか?何かほしいものある?」 そうあたしの頭を撫でながら顔を覗きこむ ほしいものなんてない 食べたいものなんてない ただ、ただあたしは 「恭ちゃん・・・にあ、いた、い」 声を押し殺してそれだけ言った 涙がぽろぽろと溢れ出す このまま死ぬなんてやだ あたしの最後の願いは・・・恭平に会うこと ママ、わがままでごめんね