次の日、学校が終わったあとずぐに病院へ向かった
いつものように花屋を通り過ぎ、病院へ入ろうとしたとき
「あの・・・」
そんな言葉に足を止められた
俺は振り向くとそこには40代くらいの女性が立っていた
その女性はすこし眉をひそめて俺に近づいてくる
「えっと、誰ですか?」
単純にそんなことを聞くとその女性は俺をまっすぐ見上げた
「瑠璃華の母親です。昨日、あの子と一緒にいたのあなたですよね?ごめんなさい、プリクラ見たんです」
そんな言葉に驚き俺はとりあえず頭を下げた
「こ、こんにちは。俺、瑠璃華さんとお付き合いさせていただいているものです。恭平っていいます」
なんかわかんないけど自己紹介
しかもすごく恥ずかしい
そんな俺を見て瑠璃華の母親は少し申し訳なさそうに口を開いた
「恭平くん。申し訳ないんだけど、もうあの子とは会わないでほしいの」