病院につき、握った手を緩めて立ち止まり向き合う
部屋に帰るのがとてつもなく寂しくて少し俯いた
「なんて顔してんだよ。また明日来るから。」
そう言って恭平はあたしの頭をくしゃくしゃっと撫でる
あたしは小さく頷くとふと恭平を見上げる
「最後におやすみのちゅうして?」
なんて少しニヤニヤして言ってみた
予想通り恭平は顔を赤くして目を反らす
「な、な、急に変なこと言うな」
「え〜?やなの?」
口を尖らせてすねて見ると恭平は自分の髪の毛をくしゃっと触る
「ちが、あー、わかったよ」
そう言ってあたしにそっとキスをする
しばらくしてゆっくり離れる唇
「ありがとう!おやすみ」
それだけ言ってすぐに病室へ向かった

