しばらくしたあとコンコンとノックの音が聞こえる
そのおとに「はーい」と返事をして笑顔を作った
ドアが開くといつも制服の恭平が私服で少しオシャレをしているのがわかった
そんなさりげないところにも特別な日を感じる
「恭ちゃん遅〜い!」
そんな明るい声を出してみても恭平には笑顔はなかった
恭平はただあたしの前で立っていてどこか違う方向を見ている
「どうしたの?恭ちゃん・・・?そんなムスッとした顔しないでよ!今日は瑠璃華の誕生日だよ?」
馬鹿みたいに明るくして恭平の手をとると恭平は小さく舌打ちをする
「何が誕生日だよ。ばかじゃねえの?それ、嘘なんだろ?」
恭平はそう冷たく言い放ちあたしの手を振り払う

