とか思ったのに… 車の中は 静まりかえり 俺たちはなにも話さない。 この重たい沈黙が嫌で 車のスピードを上げた。 何か話さないと… 何か話さないと… 「あのさ…」 「なに?」 いきなり和音が話し出してビックリしたけど 驚いていることがバレないように平然とした返事を返した。 「やっぱり遊園地とか 行きたくない…」