どれだけ後悔したか… 和音の泣き顔なんか みたくなかったのに… 笑顔を見たかった だけなのに… 俺は寝たふりをした。 そしたら 和音が泣きながら 言った名前。 「星史…」 「星史…」 何度も『星史』って 震えた声で呟いて 枕をびしょびしょにぬらすまで泣いていた。 和音が寝たことを確認してから 和音の顔をのぞき込む。