「じゅん…」 あたしは 淳に抱きついて 淳の服に顔を擦り付ける。 「おまえ…さっきは 違う女とイチャイチャしてやがった癖に…!!」 「お前みたいなガキに関係ないことだ」 淳と星史は ずっと睨みあっていて 真ん中にいるあたしは なんだか気まずくなってきた。 これって なんでケンカしてるんだっけ? あたしのためだよね? 「あの…ケンカはやめて…ね?」 あたしは 二人の顔を見比べて そう言った。 「そうだな こんなガキとケンカしても 勝つのはどうせ俺だし」 「なんだと!!オジさんっ」