星史とも一緒にいたい。 だけど 淳ともっと一緒にいたい。 「あたしは… 淳と離れられない」 「なんで?!」 「わかんない だけど… 離れられないの」 その時のこと 「和音は俺から… 離れられないんだよ」 息が荒れていて シャツには汗がにじんで 体が熱くなっている。 「淳…?」 走ってきたの? あの女の人はいないの? あたしのために 戻ってきてくれたの? 淳が来てくれたのが 嬉しくて嬉しくて 涙が出てくる。