「ただいま。音菜」
「お帰りなさい。おじさん、おばさん」










約一年振りに見る家族がいた。











「奈津子ちゃん達はいないの?」
「いないよ。いるわけないじゃない」




奈津子はおばさんのお姉さんの娘。










小さい頃は一緒に遊んでいたけど、中学に入る頃には他の家族と同じように接するようになっていた。