プラネタリウム ―流れ星に願う叶わぬ願い―

そんな生活が続いた中学2年の夏。
音菜は今の家に引き取られ、皆川 音菜から水沢 音菜になった。

同時に養親の家族の前では素で居られるようになった。それでも、信頼したわけではない。






いつか裏切られる気がして怖くて仕方がない。










そして、中学卒業を間近に控えたある日。



養親に迷惑掛けたくない音菜は公立校に進みたかった。やりたいこともなく、夢なんて見つかるわけないと思っていたから。

けれどその願いは不合格という言葉で打ち消された。









「私学に行きなさい」







一応受験した学校、それがここだった。

そして今、音菜は勇二に出会い

再び、他人を信じようとしていた。