夏休み中は時間が早く進む気がする。


気づけば、もうすぐお盆だった。






「今週末、祭りがあるんだけど行くか?」
「うん」



隣町と合同で行う祭り、流星祭り。



「勇一も行く?」
「兄貴は、彼女と行くらしい」
「そうなんだ」





のろけ話が始まると思ったのだろう。
勇二は音菜を部屋に連れていった。