プラネタリウム ―流れ星に願う叶わぬ願い―

空港に着いて、私はおばさんと喫茶店に入った。




「……」
「いつぶりかしらね。二人きりでこうやってゆっくり話しをするのは」
「そうだね。時々会ってるのにいつも3人だから二人きりっていうのは本当、久しぶりだね」
「……」


どうしても会話が止まる。


「音菜。これ」
「??何、これ」
「私たちの婚約指輪」
「へ!?な、何で?」
「いつか、渡そうと思ってたの。これは音菜に大切な人が出来た時に渡そうって」
「おばさん……」
「音菜。受け取って」
「うん。ありがとう、お母さん」
「音菜……」


私は涙を浮かべ、指輪を薬指につけた。そして、おばさんも涙を浮かべていた。