プラネタリウム ―流れ星に願う叶わぬ願い―

「家族が欲しい……。お金持ちじゃなくてもいいから平凡な幸せな家庭が」
「……俺らと暮らしているのは幸せじゃないのか?」
「ゆ、勇二……」
「……ご、ごめん」



幸せじゃないわけがない。音菜は俺らと暮らして幸せを感じているはずなのに、勇二はつい聞いてしまっていた。







「幸せだよ。当たり前の平凡な日々……だけど」
「だけど?」
「私と勇二は本当の家族じゃない。明日にはこの暮らしが終わってるかもしれない……。
きっと私はずっと不安なんだと思う。結婚して、家族が出来るまで」




しばらく沈黙が流れる。それほど、音菜が家族を求める思いは強いのだ。