「俺らさ、今年高2だろ。進路について考えなきゃいけないじゃん?」
「確かにな。でも連は大学行くんだろ。教育学部」
「え?教育学部?」
「そうよ。こいつは小学校の時から先生になりたがってたの」
「そうなんだ。優香は?」
「私?私も……教育かな」
「優香も似たようなものだよ、保母さんになりたいんだから」
「保母さんかー。勇二は?」
「俺?俺は……」
「勇二は天文学者」
「……なんでだよ」
「あれ、違うの?」
「確かに天文学者になれたらいいと思うけど。……そんなに簡単になれないし、今はあのプラネタリウムに関われたらって思ってる」
「そうなんだ……。確かにお金かかりそうだもんな」
「ってことは学芸員の資格取るの?」
「うん。頑張ろうと思う」
「音菜は?」
「私?」
「音菜は夢ないの?」
音菜は小さい頃からこうなりたいという夢はなかった。
ただ、幸せな家族が欲しいという普通ならば当たり前のことん望んでいた。
「私は……特にないよ」
「『特に』ってことはあるんだ。教えてよ」
「やだよ。絶対笑うもん」
「笑わないから」
「……本当に?」
「うん」
幼い頃からずっと抱いていた夢。
決して変わることのなかった夢。
「確かにな。でも連は大学行くんだろ。教育学部」
「え?教育学部?」
「そうよ。こいつは小学校の時から先生になりたがってたの」
「そうなんだ。優香は?」
「私?私も……教育かな」
「優香も似たようなものだよ、保母さんになりたいんだから」
「保母さんかー。勇二は?」
「俺?俺は……」
「勇二は天文学者」
「……なんでだよ」
「あれ、違うの?」
「確かに天文学者になれたらいいと思うけど。……そんなに簡単になれないし、今はあのプラネタリウムに関われたらって思ってる」
「そうなんだ……。確かにお金かかりそうだもんな」
「ってことは学芸員の資格取るの?」
「うん。頑張ろうと思う」
「音菜は?」
「私?」
「音菜は夢ないの?」
音菜は小さい頃からこうなりたいという夢はなかった。
ただ、幸せな家族が欲しいという普通ならば当たり前のことん望んでいた。
「私は……特にないよ」
「『特に』ってことはあるんだ。教えてよ」
「やだよ。絶対笑うもん」
「笑わないから」
「……本当に?」
「うん」
幼い頃からずっと抱いていた夢。
決して変わることのなかった夢。



