イルカは、凄かった。 あたしと違っていつも上へ上へとジャンプする あたしなんて毎日毎日、下向いて 隣で、目を輝かせてる良輔を見ると…―あたしなんて 必要無いんだよね…。 とか思ってしまう…。 良輔はただただ…襲われそうだったあたしを救けてくれただけ…― きっと…同情で付き合ってんだろうな…―。 「良輔…ごめん…」 あたしは、イルカに夢中の時良輔の隣から ――――…抜け出した