EBE-地球外生命体-

これまでにハワードは、何度も僕にコーヒーを奢ってくれた。

恐らくはその度に、僕に薬を飲ませていたのだ。

「僕も地球にレプリティアンが来訪しているのは知っていた…だけど『僕らの惑星』のルールで、他の惑星の揉め事には干渉できなくてね…あくまで『僕らの惑星の住人』は監察官が仕事だから…だから間接的にレプリティアンを退治する事にした。君を強くする事によってね…」

今まで全然知らなかった。

ハワードもまた、僕と同じ異星人だったのだ。

容姿は地球人と全く同じ。

これでは気づく筈もない。

「薬を飲ませた事は謝る…だけど僕ら『ノルディック』の作る薬品は副作用が起こらない上、効果が高い。きっとレプリティアンに対抗できるだけの力を身につけている筈だ…さ、これで最後だよ」

ハワードから受け取ったカップのコーヒーを飲み干す。

「後でゆっくり話がしたい。同じ異星人同士ね」

「僕もだよ」

僕の言葉にハワードは微笑んだ。