「まぁ難しく考えない事だね」

エリア51通路。

隣を歩くハワードが言う。

「レプリティアンだって馬鹿じゃないだろう。擬態していると思われているシンディが勾留されている今、自分が動けばまたエリア51の地球人達が警戒する事くらい理解している筈…そう考えると、尻尾は掴めなくてもレプリティアンの動きを封じたのと同じ事じゃないか」

「……」

確かにハワードの言う事はもっともだけど…それでは根本的な解決にはなっていない。

ほとぼりが冷めれば、レプリティアンは行動を開始する。

そしてまた、誰かがキャトルミューティレーションの餌食になる…。