やがてラッセルや、その他の関係者達も現場に集まってくる。

誰もがシンディに疑いの眼差しを向けていた。

「私じゃない!私じゃないの!信じて皆!」

悲痛な声で訴える彼女の無実を証明する術は、誰も持ち合わせていない。

「君がもし本当に無実ならば、君が勾留されている間にもレプリティアンの被害が出る筈だ。無実が証明されれば、すぐに君も釈放してやる。だからその間は独房に入っていてもらう」

将校が冷徹に言ってのけた。

「………!」

助けを求めるように僕を見つめるシンディ。

だけど僕にもどうする事もできない。