仕事も手に付かないくらい、心配だった・・・。 いつもエラそうにしているくせに、病気なんて聞いたら、可哀想で・・・。 可哀想・・・? 違う気がする。 分からないよ。 分からないけど、ずっとあいつの事ばかり考えてた。 「好きなの?」 考え込む私に清四郎はそう、耳元で囁いた。 「な、何言ってんのよ!」 みるみる赤くなる私。 それを見て、益々いたずらっぽく笑う清四郎。 その向かい側のソファーでは、般若の如く怒り顔の柏原が、 「お前ら、何二人でコソコソ話してんだよ!」 とうとう噴火した。