「誤解だったみたいだね。あの場合は仕方がないよ。

それより、森山さんも、怖い思いをさせてしまって、申し訳なかったね。

これからは、酔っているお客様が来たら、男性スタッフに代わってもらうといいよ。」


「はい・・・。」


予想外のあっさり加減に気が抜けてしまい、私の口から出てきた言葉はそれだけだった。


「よかったね。サラちゃん。」


「うん・・・。」



少し落ち着いてくると、

なんじゃそりゃー!心配して損したー!!


・・・と、喉まで出かかったけど、なんとか飲み込んで仕事に戻った。



何はともあれ、一件落着。


榊原くんが、店長に説明してくれたのかな?


もう!どこまでいい人?榊原くん!!



それに比べて、あの男は(怒)


そう、俺様柏原!!


大体あいつ、何しに来たのよ?


騒ぎを大きくするだけして、結局もう居ないし。


明日、顔見たら、絶対に文句言ってやるんだから!


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