*  翼をください   * ー俺様柏原の不器用Loveー


コンコンッ。


深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出してから、事務所のドアをノックした。


「どうぞ。」


落ち着いた様子の店長の声がして、緊張しながら中へ入る。


部屋には榊原くんもいて、穏やかな笑顔で、私を見て、小さく頷いた。


頑張れと、背中を押してもらえた気がして、心強い気持ちになる。


ギュっと掌を強く握った。


「今日は、ご迷惑をおかけして、本当にもうしわけありませんでした!」


体が180度曲がっているんじゃないかと思うくらい、深く頭を下げた。



「ははっ。」


楽しそうな笑い声の方へ頭を上げると、榊原くんが無邪気に笑っている。


「森山さん、相変わらず元気がいいねぇ。」


なんと、店長までもが楽しそうに笑いながら言った。


「はい?」


どうゆう事?


誰か説明して下さぁーーーいっ!!