*  翼をください   * ー俺様柏原の不器用Loveー


「待ちなさいよ!」


「あ?」


男は、ヤンキーがメンチを切るように、私を下から睨みあげた。


「あんた何様のつもり?それが、ぶつかった相手に言う言葉!?

それとも、お坊ちゃまは、人としての教育を受けてこなかったわけ?謝りなさいよ!」


怒りにまかせて一気に怒鳴ると、男は顔色ひとつ変える事無く、エラそうに私を見下ろした。


くそぅ・・・。


デカイじゃないのよ!!


男の身長は、軽く180cmは超えている。


上から目線が、更に私の怒りに火をつけた。




そんな私が口を開きかけたその時、冷やかな顔で男が一言。


「離せ、貧乳。」


※□△◇☆*%!!


男は腕をふりほどいて、汚いものを払うかのように掴まれていた腕を、反対の手の甲でサッサと2回はらうと、

私の顔を見て馬鹿にしたように鼻で笑って見せる。


それに合わせて、取り巻きの女たちも、優越感に浸った顔で、私を見下げていた。