*  翼をください   * ー俺様柏原の不器用Loveー


ふわっふわの卵が乗ったオムライスに、たっぷりとデミグラスソースがかかり、湯気が立っている。


このままかぶり付きたい衝動を、必死に抑えて運んだ。


「お待たせいたしました。」


「おぉ。」


柏原はスプーンを手に取りオムライスをすくうと、ひと口、また一口と口へ運んだ。


ギュルルル・・・


オムライスが柏原の喉を通る度に、私の胃袋は音を鳴らした。


このやろう、美味しそうに食べやがって。


ってゆうか、何プレイ?!


私、空腹で自分を見失なってた!



さあ、仕事、仕事。



店内を見渡すと、机に突っ伏して動かなくなっている、中年のおじさんを見つけた。


気分でも悪いのかな?


「お客様、大丈夫ですか?ご気分悪いですか?」


心配になり、近寄って声を掛けた。