「お客様、ご注文はお決まりでしょうか?」 テーブルに、水とおしぼりを置きながら尋ねる。 「とろ~りたまごのオムライスと、メロンソーダ。」 柏原が、またいつもみたいに怒った顔で言う。 「ぶっ。」 「あ?」 言い方がぶっきらぼうなのに、注文内容が可愛かったから、ギャップが面白くて吹き出してしまった。 またメンチぎりの柏原に戻ってるし。 「とろ~りたまごのオムライスと、メロンソーダでございますね。少々お待ち下さいませ。」 必死に笑いを堪えて、厨房へオーダーを通しに行った。