*  翼をください   * ー俺様柏原の不器用Loveー


「いらっしゃい・・・ま・・・せ・・・、って、なんであんたがここに来るのよ!」


バイトを始めて1時間位したところで、扉を開けて入ってきたのは、俺様柏原だった。


「ここは俺様の店だから、来るのは当然だろう。店長を呼べ。」


でかい態度で、店の中に足を進める。


「ちょちょちょ、ちょっと待ってよ。店長に何の用?」


柏原のブレザーの裾を引っ張って、止めた。


だって何か、とてつもなく嫌ーな予感がするんですけど!



自分の動きを阻止されて、すごく不愉快そうな柏原。


「お前が一週間タダ働きするのを、俺様のせいにされるのは腹が立つから、

店長にお前の給料払うように言ってやるよ。」


「は?」


てっきり、私を雇うなとか、そんな事だと思っていた私は面食らった。



ちょっと待って?


給料払うように言ってやる?


「ちょっと来て。」


不満げな柏原を、店の外まで連れ出した。