「悪い?あんたみたいな金持ちの坊ちゃんと違って、こっちは生活がかかってるのよ!」
ハァハァと、息を切らしながら一気にまくし立てると、
柏原の顔から怒りが消え、少し表情が柔らかくなった。
初めてみるその表情に驚いて、何も言えずにいる私に、柏原からの一言。
「お前んち、貧乏なのか?」
バカにした笑みを浮かべて、私の返事を待っている
ムッキ―――――ッ!
改めて言われると、ムカつくんですけどぉ!!
「貧乏ですが、何か!?」
「ははっ、お前、面白い奴だな。ブスで貧乳で、おまけに貧乏って!」
何?その毒舌三段活用は!?
でも、太陽みたいに笑うから、思わず怒る事を忘れてしまった。
この人、こんな顔して笑うんだ、なんか意外・・・。
