「離してよ!」
「逃げんな!このまま、あいつの事を胸にしまったまま生きていくつもりか?
このままじゃ、何も変らないぞ?お前自身が、自分で乗り越えなきゃダメなんだ。俺がそばにいるから。
お前なら大丈夫だ。この俺様が惚れた女だぞ?自信持って戦ってこい!」
柏原・・・。
柏原の言葉が胸に突き刺さる。
今のままじゃ私、翼を失くした飛べない鳥だ・・・。
このまま逃げ続けるなんて嫌。
柏原がいてくれるなら・・・、信じてくれるなら、頑張れそうな気がするよ?
不安が無いって言ったら嘘になるけど、柏原が大丈夫って言ってくれるなら大丈夫。
強い思いを胸に、ゆっくりと足を動かした。
