な、何よーっ!
どうせ目を開けたら、大きなベッドが用意してあるってオチでしょ。
何なら、金持ちアピールで、冷たく冷えた高級シャンパンが、グラスに汗をかいて並んでいるとか、
バラの花びらが一面に敷き詰めてあるとか?
でも、お酒の飲める歳では無いし、そもそも花の香りなんてしない。
それどころか、鼻孔をくすぐるいい匂いが・・・。
ギュルギュルギュルーッ!
大きな音を立てて、私のお腹が鳴いた。
「ははっ、お前、色気より食い気かよ。」
楽しそうな柏原の声に目を開けると、苦しそうにお腹を抱える柏原の姿。
・・・の後ろには、見た事もないような料理の数々が、ロウソクの明りに照らされて、一層おいしそうに演出されている。
グルグルグル・・・ギュー!
視覚からも脳に情報が行き、私のお腹は更に激しく鳴いた。
