*  翼をください   * ー俺様柏原の不器用Loveー


「わ、私・・・、帰るね。」


「待てよ。」


危険を察知して帰ろうとする私を、柏原が呼び止める。


「そんな不安そうな顔しなくても、誰も取って食ったりしねえよ。

大体、俺様は、嫌がる女を無理やり犯す趣味は無いからな。」


私の思っている事が分かるのか、柏原はそう言い捨てた。


―が、しかーし!!


嫌がる私を、無理やり犯そうとしたのは、どこの誰でしたっけ?


まったく・・・、よく言うよ。



でも・・・


あの時の柏原、すごく優しかったな・・・。


私が落ち着くまで、ずっと抱きしめてくれていたっけ・・・。