「わ、私・・・、帰るね。」 「待てよ。」 危険を察知して帰ろうとする私を、柏原が呼び止める。 「そんな不安そうな顔しなくても、誰も取って食ったりしねえよ。 大体、俺様は、嫌がる女を無理やり犯す趣味は無いからな。」 私の思っている事が分かるのか、柏原はそう言い捨てた。 ―が、しかーし!! 嫌がる私を、無理やり犯そうとしたのは、どこの誰でしたっけ? まったく・・・、よく言うよ。 でも・・・ あの時の柏原、すごく優しかったな・・・。 私が落ち着くまで、ずっと抱きしめてくれていたっけ・・・。